中心静脈カテーテル挿入

潰瘍性大腸炎により大腸全摘出した僕は健康な人より消化吸収能力が低いのです。
大腸の主な機能は水分の吸収です。一般的に食べ物は胃を通り小腸で栄養を吸収され大腸で水分を吸収され残りカスがうんことなって排泄されます。僕は大腸が無いので、飲食をしても水分があまり吸収されず、ほぼ液体の下痢状で排泄されてしまいます。下痢止めの薬を飲んでもあまり効果はありません。無くなった大腸の機能を小腸が担うと聞いた事がありますが、今のところ水分はあまり吸収されてなさげです。個人差があるのでしょうが、僕の身体は水分吸収が悪いので脱水症状を起こしやすいので在宅で水分補給の為の点滴を毎日しています。
在宅で点滴をする為に、心臓近くの太い血管である中心静脈にカテーテルを固定しています。このカテーテルから点滴を行っているのですが、これを中心静脈栄養法と言うらしいですね。
中心静脈カテーテルの利点としては、いったんこのカテーテルを入れると何度も点滴の為に針を刺す必要がなく、太い血管なので高カロリーや濃い輸液を流すのが可能な点です。一度病院でカテーテルを固定してもらえば、在宅でも管理可能とのことで指導してもらい毎日点滴をしていました。カテーテルは炎症を起こしにくい素材で作られているようですが、身体にとっては異物が入っている状態なので、細菌感染を引き起こしてしまうリスクもあります。
今回、中心静脈カテーテルの合併症の感染症で入院しています。入院するとまず感染源と考えられるカテーテルを抜かれます。この時抜いたカテーテルは細菌の検査に出されるみたいです。その後は体内の細菌を全滅させる為に抗生剤を点滴で最低10日投与されます。投与されている間に数日間おきに採血をされ数値が改善しているか検査されます。その採血結果で抗生剤の投与をやめても良くなったら感染症の治療は終了。上述のとおり僕は水分吸収が悪いので、また中心静脈カテーテルを挿入してもらい、在宅で点滴ができる状態になれば退院です。
昨日で抗生剤が終わり、今日カテーテルを挿入してもらいました。局所麻酔をするので痛みはほとんど無いです。何も問題が無ければ明日の朝退院です!やったー

病気
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ストーマ男日記

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